rpamap.jpの使い方5:過去の地価公示・地価調査価格を遡る

rpamap.jpの使い方5回目は、かなり新機能である地価公示・地価調査価格の遡り機能です。

⇒ rpamap.jpへはこちらから(別タブで開きます)

rpamap.jpに入られましたら、

  • GoogleChrome・Firefoxの方はCntl+F5
  • InternetExplorerの方はF5

キーを押してください。ブラウザがクリーンな状態になり、動きがスムースになります。

結構面倒な地価公示・地価調査価格の遡り

地価公示・地価調査については、国土交通省がウェブ上でも情報開示していますが、検索サイトはお世辞にも使いやすいとはいえないものです。

特に、過去時点の価格を見ようとした際(継続賃料評価の際には必須です)には、特有の『選定替え』制度(さまざまな理由でポイントを他に移す制度)により、「思ったほど遡れない」等もあってストレスを感じるものでした。

rpamap.jpで過去に遡りやすく

この中でこの度、rpamapに各ポイントの選定当初からの価格を遡れるようにする機能を追加してもらいました。

但し、国土交通省提供データが、昭和58年以降しか提供が無いため、昭和58年以前の選定ポイントは、すべて昭和58年と表示される点、ご承知おきください。

まず、ヘビーユーザーの方なら「何だろう?」と思っていらしたでしょうポイント番号の後にある( )内の2桁の数字ですが、これがそのポイントの当初選定年度(西暦2桁)を示します。

まずこれで、そのポイントが今回の作業で必要な過去データを持っているかどうかの前捌きが出来ます。

そして、ポイントのマークをクリックすると出てくるポイント情報には、選定年が明示されるようになっています。

この制定年の数字をクリックしますと…

選定当初からの価格が一覧されます。

因みにこのデータは、エクセルにコピペして加工できるようになっています。さすが和田さん(製作者)、分かってらっしゃいます。

検索機能との合わせ業で更に便利に

rpamapの使い方第3回で解説した検索機能と組み合わせますと、更に便利になります。

例えば、大阪市北区の高度商業地の価格を、出来る限り古い時点から遡りたいと思ったとします。

こんな感じで検索をしますと…

このように一覧表示されます。

この一覧は、項目の部分をクリックするとソートが出来ますので、選定年をクリックしますと…

選定年の順に並ぶので(クリックするたびに降順・昇順が代わります)、「一番古いのが<大阪北5-3>で、1985年からデータがある」ということがあっさりと判明しました。

ここで選定年(赤枠の「1985」)をクリックすれば過去数字が一覧される他、ポイントの番号(青枠の「公:大阪北5-3」)をクリックしますと…

そのポイントが中心になるように地図が移動します。

この状態で、「選定年」をクリックして、地図の大きさ等ちょっとレイアウトを整えますと…

結構がんばって作ったように見える「打ち合わせ資料」が出来上がってしまいます。

なお、現時点ではrpamapは印刷機能が貧弱で、このまま印刷しても上手くいかないのですが、画面キャプチャしてエクセルなりワードなりに貼り付ければ、このままの形で印刷できます。

この機能に関しての注意事項

地価公示・地価調査の場合、『番号の繰上げ』等で番号が変わることがありますが、

  • 繰上げ等で番号が変わったとしても、気にしないで数字を引っ張ってきてくれる代わりに、
  • 繰上げ前の番号が何だったのかは分かりません。

この辺りが気になる方は、国交省のウェブサイトで、住所をキーに検索をかけると良いと思います。

また、今ある公示・調査のポイントしか表示されませんので、過去にあって消えたポイントの情報は取れません。

この情報を取るには…私の知る限り図書館等であの分厚い本と要覧を見るしかないんだと思います(ご存知の方は教えてください)。

この記事のまとめ

今回は、つい先日追加されたばかりの、過去情報検索機能を解説しました。

特に継続賃料評価を行う際など、鬼のように便利ですので、不動産鑑定士の方はもちろん、弁護士の先生なども存分にご活用いただけましたら幸いです。

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