JBCIが進化している:1件5,000円で再調達原価のレポート

鑑定士が建物再調達原価査定の参考にするものとしてお馴染みのJBCI(Japan Building Cost Information)

実はこれまた定番の『建物の鑑定評価必携』の出版社と同じ『一般財団法人 建設物価調査会』によるものですが、『建物の鑑定評価必携』が忘れた頃に改定されるのに対して、色々と動きが早いです。

もともとは毎年発刊される建物データ集としてスタートしましたが、ウェブでそのデータを閲覧・加工可能になり、本の出版はなくなってライセンス購入型のウェブサービスになり、最近ではライセンス購入者向けに簡単な操作で再調達原価にかかるレポートを出せるようになりました。

レポートの方は、詳細版が15,000円(サンプルでは表紙込みで9ページ)・標準版が5,000円(サンプルでは表紙込みで6ページ)。

地域・用途・構造・面積等を入れると平均値で出てきて、後はこれを補正していくイメージで、果たして精緻なものかどうかは??ではありますが、躯体・仕上・設備等に分かれた明細と、事例データのプロットしたグラフなども付いてくるので、まあ、見栄えがしますね。

建物価格が争いのポイントになる評価等の際には、標準版をつけておけば、「まあまあ頑張ってる」感は出るんじゃないかと思います。

残念な点は、このレポート、JBCIの登録会員しか使えないことと、木造物件は対象外であることです(そもそもJBCIそのものが木造物件は対象外なのですが)。

私を含めて鑑定士は、木造・非木造の種別によらず、建物価格等に精通しているわけではないので(中には精通している人もいらっしゃると思いますが…)、木造も対象内に戻して欲しいなぁ…と思いますね。

 

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