不動産鑑定評価理論学習(インプット期)のお勧めの流れ

いよいよ第1週目の最終回、第5日目になりました。

今回は、今までの内容を踏まえた、不動産鑑定評価理論学習のお勧めの流れについて書いてみたいと思います。

なお、短答対策・論文対策は次のステップですので、とりあえずはインプット期に限定して話を進めます。

ステップ1.本基礎講義を一通り消化

手前味噌では有りますが(笑)、まずはこの無料講義を一通り読んでいただくことをお勧めします。

これによって、鑑定理論の全体イメージを掴んでいただけるとともに、専門用語にも慣れていただけますので、予備校の講義をいきなり受けるよりも負担が軽減されます。

ステップ2.資格試験予備校の基本講義を斜め聴き

次に、前回提示させていただいた方法ですが、1日2コマ(約5時間)×10日ほどで、資格試験予備校の基本講義(演習とか論文アプローチとかは除く、純然たる基本講義のみでOK)を斜め聴きしてください。

予習も復習も不要で、「ステップ1で掴んだイメージが、多少膨らめば良い」程度の軽い気持ちでOKです。

苦しければ、各論は省いて、総論部分だけでも良いです。

このステップは最悪省略可能ですが、「急がば廻れ」的なもので、このステップを経ることでその後の効率は随分変わってきますので、余力があればぜひ行っていただきたいところです。

ステップ3.基本講義を普通に受講

次は、普通に資格試験予備校の基本講義を受講していきます。

これはお住いの地域によりますが、生講義はある地方(東京・大阪)にお住まいの方は、ぜひ生講義を受けていただくことをお勧めします。友人等も出来て挫折しにくくなりますので。

授業を受ける際は、予習にはあまり力を入れなくて良いです。せいぜい本講義の該当箇所を読み直す程度で十分です。

ただ復習は、「授業の倍くらいの時間をかける」位の気持ちで、しっかりやってください。

推奨する復習法は、

  1. まず、帰りの電車等で習った内容をざっくりとさらっておく(←かなり効果的)
  2. 習った内容全体(講師に「いらない」と言われたところは省く)について、自分の言葉で説明できるかチャレンジしてみる(←30分足掻いてみて分からないところは、付箋をつけておいて一旦スルーする)
  3. 日を開けて、講師が「Aランクだ!」とか「ここは重要!」と指摘した部分について、教科書に明確にマーキングしておくとともに、再度自分の言葉で説明できるかチャレンジしてみる。また、付箋をつけたところをもう一度考えてみる(←もう一度30分考えてみて、分からなければ次回質問する)

というイメージですね。

この際の注意点としては、

  • 2.の段階では、習ったこと全部を一応見ておきますが、3の段階では重要部分のみに一気に絞り込むこと
  • 2.でも3.でも、「分からないこと」に時間をかけすぎないこと
  • キレイなサブノート作成とかは時間の無駄!情報は教科書に集約していくこと
  • 教科書に書き込む際は、「専門用語」ではなく「自分の言葉」で書き込み、図表等も活用すると定着しやすい
  • この段階では、暗記とか問題演習とか一切考えないこと

です。

あと、次の授業の前には、今までに習ったところを簡単にで良いので復讐していってください。前にも書きましたが、

  • 6章までは、1時間位かけて1章〜の内容を全部
  • 7章に入ったら、1章〜6章までの内容を1時間ほどかけて全部と、7章以降習ったところまでの内容を1時間かけて全部

というイメージです。

なお、7章以降になった場合の1章から6章の復習は、電車の中等でスキマ時間を見つけて行って頂ければ十分です。

ステップ4.基本講義終了後、内容を咀嚼していく

基本講義が終了しても、「何だか分かったのか分かってないのか…」みたいな混乱した状態だと思いますが、それで当たり前です。

これだけのボリュームのある内容を1回の講義できっちり理解してもらうなど、どんな優秀な講師でも不可能ですので。

これを噛み砕いて理解していくのには、学習者であるあなたが、ここから努力していく必要が有ります。

これには、以下のステップをたどるのが理想です。

1.この基礎講義をもう一度読む

基本講義終了後は、色んな情報が詰め込まれて頭が混乱していると思います。

これを整理する意味で、この基礎講義をもう一度頭から読み直してみてください(さらっと、3日程度で流し読みするイメージでOKです)。

これによって、ぐちゃぐちゃになった頭が整理されるとともに、「あ〜、こういうことやったんや!」というような発見もしていただけると思います。

2.目次を意識し、重要部分のみを押さえていく

次に、テキストの目次ページをコピーして、これを横目で見ながら、

  • その項目建て
  • 「講師がAランク!」「重要」と行った内容

のみを、押さえていく形での復習をしてみてください。

イメージ的には、1日2時間程度をかけて、

  1. 総論1〜4まで1日、総論5〜6まで1日、総論7を2日、総論8・9を1日、各論1・2を1日、各論3を1日で、1週間で1回り
  2. 次は、総論1〜6までを1日、総論7を1日、総論8・9と各論2・3を1日・各論1を1日で、4日で1周り
  3. 最後に、総論1〜7を1日・総論8〜最後までを1日で、2日で1回り

という感じで、スピードアップしていってください(全行程で2週間ほどで終わります)。

これをやることで、あなたの頭の中に「基準の太い幹」が定着します(簡単に言えば、○章にはこういうことが書いていて、ここと△章は特に関連性が強い」等が言えるようになります)。

このような状態になれば、後々枝葉をつけていくのも随分楽になります。

理想をいうと5回転くらいしてほしいのですが、妥協して上記の3回転・最低でも2回転はしていただきたいところです。

3.教科書を2週間程度かけてじっくり考えながら読む(最難関!)

次のステップが最難関かつ、最重要なのですが、教科書を頭から、自分の頭で考えつつ(○○弁で言えるか?)1日2時間・2週間位かけて、じっくり読んでみてください。

このときのメリハリですが、

  • 講師が「要らない」と言ったところや、「Cランク(及びそれ以下)」と言ったところは完全無視
  • タックの教科書ですと、右ページは、講師が指摘したところを斜め読みするのと、分からないところを参照する程度
  • 留意事項も、講師が重要と言ったところ以外は参照する程度
  • 講師が「Aランク」・「重要」と言った部分について、「脳みそに汗をかく」レベルでしっかりと考えて、自分なりに「腹に落とす」努力をする(ただし、30分考えてだめなら付箋をつけておいて次に行く)
  • 講師が「Bランク」・「そこそこ重要」と言ったところは、上ほどではないにしても、しっかり読んで見る

というイメージです。

おそらく基本講義を受講するよりも辛い作業ですが、これをやることでインプットした内容を「自分の血肉」にする作業の7割程度が完了しますので、歯を食いしばってやり抜いてください。

4.もう一度、2週間かけて教科書をじっくり読む

上記が終わったら、もう一度2週間かけて同じことをしてください。

すると、前回の苦労が嘘のように、スムースに読み進められることに驚くと思います(っていっても無論苦しいのは苦しいですが…)。

そして、前回分からなくて付箋をつけた箇所も、多少はイメージできるようになっている箇所も出てくるはずです。

で、2回り目を終えてみますと、「眼の前の景色が変わっている」ことが実感できるはずです(←嘘っぽいですが、私が指導して、これをやりきった人は「本当に変わりました!」と言ってくれます)。

5.シメにこの基礎講座をもう一度流し読み

以上で択一・論文ともに十分に戦える基礎体力が出来ているのですが、もう一度頭を整理する意味で、この基礎講座を流し読みしてみてください。

この基礎講座は、基準の流れと違う角度で解説しているので、これを再読いただくことで、更に頭の中が整理されるはずです。

これでインプット期の学習は完了!!ここからいよいよ実践的な試験対策に入っていくことになります。

お疲れ様でした!

第1週目完走、おめでとうございます!

今回は、鑑定理論インプット期のお勧めの学習法として、

  • この基礎講義を読み切る
  • 資格試験予備校の基本講義を10日位で流し聞きする
  • 資格試験予備校の基本講義を普通に受ける
  • 上記の内容を腹に落とす
    • この基礎講義をもう一度読む
    • 骨組みのみを意識して短期間で3回繰り返す
    • 2週間かけて教科書をじっくり読む(1回目)
    • 2週間かけて教科書をじっくり読む(2回目)
    • この基礎講義をもう一度読む

という方法を推奨させていただきました。

特に授業後の部分は、これだけで2ヶ月程度かかるわけですが、これをやりきれば今後の実践的な試験対策を行う上での『強固な足腰』が出来上がりますので、この後の伸びも全然違ってきます。

ぜひぜひ完遂頂ければと願っております。

なお、その前提となる、この基礎講義の第1週目を完走いただいたあなた!完走報告と、ご意見・ご感想等をメールいただけますと、ささやかながら(本当にささやかですが)プレゼントを用意させていただいております。

ぜひぜひk-usui☆usui-rea.com(☆を@に変えてください)まで完走報告をしてください!

尚、メールを頂く際には、『不動産鑑定理論基礎講座本編』を読んだ旨・ご自身のお名前は必ずご記入くださいね。

それでは引き続き、どうぞよろしくお願いします。

1か月でザックリ分かる不動産鑑定理論無料講座目次はこちら

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