不動産鑑定士試験短期合格の為の3つの戦略

1か月でザックリ分かる不動産鑑定理論基礎講座の1週目・3日目は、鑑定士試験受験生向けのコンテンツで、『不動産鑑定士試験短期合格の為の3つの戦略』について解説させていただきます。

不動産鑑定士試験の特徴として、

  • 科目数が多く、学習期間も最低1年は必要な、長丁場の試験であること
  • 択一・論文の2段階選抜で、論文がメインになること
  • 独学は難しく、資格試験専門学校がほぼ寡占状態であること

が挙げられます。

そしてこのような長丁場の試験では、「とにかく寝ないで頑張る!」みたいなやり方で挑むと身体を壊すだけですので、ある程度長期的目線に立った戦略が必要です。

今回は、これを解説させていただきたいと思います。

1.メリハリをつけ、学習範囲を広げない

まずは、科目数が多く、大部分が論文試験という特徴から、『万全を目指す』スタンスに建ってしまうと、学習範囲が限りなく広がっていきます。

しかし、皆さんとしては「短期合格」を目指さなければなりませんし、人間やることを広げれば広げるほど内容がおろそかになることは十分に体感してらっしゃるかと思います。

そして、長期間勉強してらっしゃる方にはある種残酷な話かもしれませんが、不動産鑑定士試験は働きながら1年ちょいで受かってしまう人もいる試験です(ということは、1年で勉強出来る範囲で十分合格するという事です)。

更に、資格試験専門学校が寡占状態であることも考えますと、

  • 寡占状態の資格試験専門学校(TAC)で勉強する事
  • そこで「やれ!」と言われたこと以外はしないこと(←この講座は…例外です!!)
  • 更に、そこで言われた『重要箇所』を優先的に攻略すること

が重要になります。

2.全体スケジュールを俯瞰した学習計画を立てる

次に学習計画ですが、科目数が多いこと(=専門学校での授業コマ数も多いこと)に起因して、「勉強開始時期で最終合格時期が決まる」位重要なものになっています。

勿論状況によって、短答と論文の一発合格を狙いたい方と、今年は短答・翌年論文狙いの方がいらっしゃると思いますが、以下のように考えてください。

短答・論文一発合格を狙う方

短答は5月・論文は8月に実施されて、短答と論文の科目は鑑定理論以外は異なります。

とすると、一発合格を狙うには、3月~4月は短答に専念したうえで、5月・6月・7月の3カ月で論文対策(特に3月・4月は放置状態だった教養科目)を完成させなければなりません。

とすると、講義を聴いて内容を理解しているだけではなく、最低限の論文対策も短答前に終わらせておくことが必要になります。

これらを踏まえますと、

  • 12月末までに、講義を全て聴き終えて、一通りの理解は出来ている状態にする
  • 2月末までに、最低限の論文対策は完了しておく

ということが必須条件になってきます。

このためには、出来れば4月、最低でも6月末までに勉強を開始する必要が有ります(逆に3月・4月に勉強を開始出来れば、翌年5月・8月での一発合格が十分に狙えるという事になります)。

今年短答のみ・来年論文を狙う方

短答のみに専念すれば、10月頃から勉強を開始すれば間に合います(もちろん早いほど良いですが)。

そして次の年は短答が無いので、5月の頭からアクセルべた踏み状態に持って行ければ、その年の論文合格が射程圏内に入ってきます。

そうなると、多少余裕が出てきますので、

  • 2月末までに、講義を全て聴き終えて、一通りの理解は出来ている状態にする
  • 4月末までに、最低限度の論文対策をしておく

というスケジュールになってきます。

とはいえ、これが難しい!

とはいうものの、上記(特に1発合格で12月末までの一通りの完成)はなかなか難しく、このスケジュールに乗っかれれば合格/無理であれば不合格と言っても過言ではありません。

学習を始めるにあたっては、一度ご自身の状況(お仕事・学校の関係等)も踏まえて、カレンダーに落とし込んで見るとともに、学習を始めたら「このデッド・ラインを何としても守り抜く」ことを常に意識しましょう。

3.やるべき時にやるべきことをやる

私が資格試験専門学校で指導していた時にも、

  1. 学習初期から暗記を推奨する講師
  2. 学習初期から択一・論文の過去問を見るように言う講師

も見受けられました。

しかし、暗記に関しては、「分からないものを暗記する」のと、「しっかり理解したものを暗記する」のでは、労力が圧倒的に変わってきます。

また、暗記だけに気を取られて、「自分の言葉で説明出来ない」状態では、応用など効きません。

過去問の問題等に関しても、学習初期の段階で見ても「自分が分からない」事を確認するのみの作業になってしまい、学習効果は上がりません(これは、学習が頭から進むのに対し、過去問等は基準全体を踏まえて出てくるので、構造的に当たり前のことです)。

更に言いますと、「取りあえず暗記する」勉強はいつでも出来ますが、「頭を使って理解する」勉強は、直前期のピリピリした心理状態の時には出来ません。

ですので、やるべき時にやるべき事をすること、具体には、

  • 学習初期には、細かなこと・暗記等は無視して、コアな部分の理解に努める事
  • 一定の理解が備わった段階で、身の丈にあった過去問学習等を始める事
  • 暗記等も、一定の理解が備わった段階から、重要部分を優先する形で進める事

が、短期合格に当たって非常に重要になります。

お疲れさまでした!

第1週目の第3日目、お疲れさまでした!

今回は、不動産鑑定士試験短期合格の戦略として

  • メリハリをつけ、学習範囲を広げない
  • 全体スケジュールを俯瞰した学習計画を立てる
  • やるべき時にやるべきことをやる

の3つを挙げさせていただきました。

第4日目では、これを踏まえた9つの戦術について解説させていただきます。。

まだ余力があるという方は、よろしければ以下のリンクから第4日目にお進みください。

⇒ 不動産鑑定士試験短期合格の為の9つの戦術 

また、今回の内容に質問等のある方は、k-usui☆usui-rea.com(☆を@に変えてください)までメールしていただけましたら、概ね1週間程度で回答するよう努力します。

尚、メールを頂く際には、『不動産鑑定理論基礎講座本編』を読んだ旨・ご自身のお名前は必ずご記入くださいね。

それでは引き続き、どうぞよろしくお願いします。

1か月でザックリ分かる不動産鑑定理論無料講座目次はこちら

 

コメントは受け付けていません。